イジンデンの実際のプレイを見てみよう
イジンデン最強ブログ、ライターのショウです!
今回の記事は、「まだイジンデンを遊んだことがない」「自分なりにルールを解釈して遊んでみたけど、これでやり方があっているのか不安」という方に向けた記事になります。
イジンデンのルールは、少しだけ複雑ですが、決してわかりづらいわけではありません。ぜひ遊んでみてください!
興味はあるが、ルールが難しそう……
イジンデンを知ってはいるけど、まだプレイをしたことがないという方も、少なくないと思います。
「ダイソーの店頭で見た」あるいは「SNSなどで遊んでいる人の話を見た」そんなきっかけで、興味を持つ方もいるでしょう。
しかし、イジンデンのジャンルである、TCG(トレーディングカードゲーム)そのものが初めてという方もいるでしょうし、逆に他のTCGをやったことがあるからこそ、ルールを混同しそうになることもあるかもしれません。
実際のプレイの流れを見てみましょう!
イジンデンのスターターには、カード型のルールブックが附属していて、ルールがわかりやすく書かれています。
しかし、単にルールを読むよりも、実際のプレイの流れを見た方が、イメージがわきやすいと思います。
そこで、今回はスターターデッキのうち、赤と緑を1つずつ用意して、実際の対戦の流れをお見せします。対戦相手は、この方にお願いしたいと思います!
黄色のスターターは……?
孔明さん、対戦よろしくお願いします!
黄色のスターターは……?
赤と緑は、スターターの中でもデッキのコンセプト(やりたいこと)が、わかりやすいと思い、今回はこの2つを選びました。
黄色の良さは、はじめての人には伝わらないかも知れませんな。
対戦開始!!
ちなみに、実際にこの記事を書くために、新しくスターターを購入してきました!
まずは準備
まずはお互いのデッキ(山札)をシャッフルします。
山札から手札6枚を引き、次に山札の上から4枚を裏向きのままガーディアンとして置きます。
なお、後述する、魔力ゾーンの「裏向きに置かれたカード」と、「ガーディアン」が、裏向きで場に置かれます。
このうち、表面を見ても良いのは、自分の魔力ゾーンの裏向きに置かれたカードのみです。
両プレイヤーのガーディアンと、相手の魔力ゾーンの裏向きのカードは見ることができません(それを見ることができる能力のカードはあります)。
それから、先攻・後攻を決める必要があります。
スターターに付属の「イジンデンの遊び方」には、「ジャンケンやコイントスで」とありますが、視覚的にわかりやすいよう、今回はダイスロールにしました。
赤が4、緑が6で、緑の方がダイスの目が大きいので、緑の先攻で始めます!
手札のチェック
プレイマット的なものを作成して印刷してみたのですが、幅もあってなくて、見づらくてすみません……
緑スタータープレイヤー(孔明さん)の初期手札は、次のような感じです。
- 紀貫之(レベル2イジン)
- 最澄(レベル8イジン)
- ギャザリング(レベル5マホウ)
- グリーンストーン(マリョク)×3
序盤のブロッカーになりそうな紀貫之がありますし、戦えなくはないでしょう。
赤スタータープレイヤー(私:ショウ)の初期手札は、次のような感じ。
- ヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)
- アレクサンドロス大王(レベル6イジン)
- 神剣眠る氏社(レベル2ハイケイ)
- デスペラード(レベル3マホウ)
- レッドストーン(マリョク)×2
特別良い手札というわけではないですが、少し面白い動きもできそうな手札です。
ルールカードに記載のオプションルール「手札の引き直し」は、今回はなしで進めます。
ゲーム開始!!
第1ターン
第1ターンは先攻プレイヤーのドローフェイズなし。
毎ターン、各プレイヤーはドローフェイズで通常1枚のカードを引くことができます。
ただし、先攻プレイヤーの最初のドローフェイズはなしということになっています。
先攻が有利になりすぎないよう、イジンデンと同じジャンルである、トレーディングカードゲームでは、このようなルールになっていることが多いです。
1ターンに1枚魔力を配置できるので、手札からグリーンストーンを魔力ゾーンに出します。
この魔力ゾーンに置かれた、マリョクの数が、現在のレベルです。
そして、このレベル以下のカード(イジン・ハイケイ・マホウ)を使用することができます。
イジンも1ターンに1体召喚できるのですが、1レベルで召喚できるイジンが手札にないため、ターン終了です。
赤プレーヤーはドローフェイズで、レッドストーン(マリョク)を引きました(以下、ドローフェイズでのドローは、単に「ドロー」と表記します)。
手札は次のようになります。
- ヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)
- アレクサンドロス大王(レベル6イジン)
- 神剣眠る氏社(レベル2ハイケイ)
- デスペラード(レベル3マホウ)
- レッドストーン(マリョク)×3
ここからレッドストーンを置いてターン終了。
第2ターン
緑プレイヤーのドローはグリーンストーン。手札は次のようになります。
- 紀貫之(レベル2イジン)
- 最澄(レベル8イジン)
- ギャザリング(レベル5マホウ)
- グリーンストーン(マリョク)×3
ここからグリーンストーンを魔力ゾーンに出し、イジン紀貫之を召喚!
私の方が、先にイジンを召喚できましたな!
なお、ゲームによっては、カードを使う際に、魔力に当たるカードを横にしますが、このゲームでは魔力を横にすることはありません。
イジン・ハイケイ・マホウ、いずれを使った場合も、魔力を横にしないことは同じです。
紀貫之はパワー2000、ハイケイが戦場に置かれたときに、魔力ゾーンに置かれるという能力を持っています。
序盤のブロッカー(敵の攻撃を防ぐ役目のイジン)兼魔力を早く伸ばすことに貢献するための能力といった感じです。
ターンを終了して赤プレイヤーの番。ドローはレッドストーン。
手札は次のようになります。
- ヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)
- アレクサンドロス大王(レベル6イジン)
- 神剣眠る氏社(レベル2ハイケイ)
- デスペラード(レベル3マホウ)
- レッドストーン(マリョク)×3
ここからレッドストーンを魔力ゾーンに置き、ハイケイ神剣眠る氏社を使用。
これにより緑プレイヤーの紀貫之が、魔力ゾーンに置かれてしまいます!
さよならなのだ……
紀貫之のテキストをもう一度読み返していきます。
「ハイケイが戦場に置かれたとき」であり、「”あなたの”戦場に」とは書かれていないので、対戦相手の戦場に出たときにも、この効果は発動します。
また、「~置くことができる。」という記載ではなく、「~置く。」となっているので、プレイヤーに効果を使うかどうかを選択する権限はなく、条件を満たせば自動的に効果が発動するのです。
しかし、魔力は増えたので、悪いこととも言えませんぞ!!
これで第2ターンは終わりです。
第3ターン
緑プレイヤーのドローは、阿弥陀堂(レベル4ハイケイ)。手札は次のようになります。
- 最澄(レベル8イジン)
- 阿弥陀堂(レベル4ハイケイ)
- ギャザリング(レベル5マホウ)
- グリーンストーン(マリョク)×2
ここからグリーンストーンと阿弥陀堂をプレイします。
阿弥陀堂の能力はこんな感じ。
主に、魔力ゾーンに裏向きに置いたカードや、場に出た際に効果を発動するカードを、再利用するために使います。
これで緑プレイヤーのターンは終了。
赤プレイヤーのドローはヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)。手札は次のようになります。
- ヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)×2
- アレクサンドロス大王(レベル6イジン)
- デスペラード(レベル3マホウ)
- レッドストーン(マリョク)×2
ここからレッドストーンを魔力ゾーンに置き、ヴラド・ツェペシュを召喚します。
現在の盤面で役に立つ能力ではありませんが、相手の小型(パワーの小さい)イジンを破壊できる能力を持っています。
これでターンを終わります。
第4ターン
緑プレイヤーのドローはグリーンストーン
- 最澄(レベル8イジン)
- ギャザリング(レベル5マホウ)
- グリーンストーン(マリョク)×2
グリーンストーンを魔力ゾーンに置き、レベルは5。
マホウを使うと魔力が減るので、少し悩みますが、ギャザリングをプレイすることにします。
マホウを使用する際は、右上に書かれたレベルの数字の左に書かれた、コスト(数字の左の、グレーの丸にギザギザが書かれたマーク)の数だけ、魔力を墓地に置かなくてはいけません(ギャザリングの場合は1つです)。なお、この際に置く魔力は、裏向きに置かれたカードでも大丈夫です。
魔力ゾーンに裏向きで置かれていた、紀貫之を墓地に置き、ギャザリングを使用します。
ちなみに、紀貫之には遺業能力(戦場から墓地に置かれたときに発動できる能力)がありますが、「魔力ゾーン」は「戦場」ではないので、この場合は発動しません。
ガーディアンをすべて手札に入れます。
阿倍仲麻呂(レベル4イジン)・出雲の阿国(レベル5イジン)・阿弥陀堂(レベル4ハイケイ)・グリーンストーン(マリョク)の4枚でした。
続いて、山札の上から、ガーディアンとして裏向きに2枚置きます(この2枚は、当然表面を見ることはできません)。
手札に加えた、阿倍仲麻呂を早速召喚します。
パワー4000のイジンで、「航海」が発動すると、1ドローして、これを起こす。という能力を持っています。
「航海」というのは、アタックをしたときに発動するタイプの能力です。
「航海」を持っている味方のイジンと一緒にアタックをすることもできますし、対戦相手の「航海」を持つイジンがアタックをしてきたときに、起こしてブロックすることもできそうです。
これでターン終了。
赤プレイヤーのドローは、アレクサンドロス大王。手札は次のようになります。
- ヴラド・ツェペシュ(レベル3イジン)
- アレクサンドロス大王(レベル6イジン)×2
- デスペラード(レベル3マホウ)
- レッドストーン(マリョク)×1
レッドストーンを置いて、ヴラド・ツェペシュを召喚。
諸事情により、続きは後日……