イジンデンってどんなゲーム?
イジンデンはTCG(トレーディングカードゲーム)というジャンルのゲームです。
TCG(トレーディングゲーム)とは
TCGは、各プレイヤーが好きなカードを選び、自分で作ったデッキを用意して対戦することが特徴。
世界で最初のTCGである、マジック・ザ・ギャザリングが発売されたのが、1993年ですので、この記事を書いている2024年の時点で、ジャンルとしては30年以上の歴史を持っています。
その30年の間に、遊戯王やポケカ(ポケモンカードゲーム)などの国産TCGを含め、様々なTCGがプレイされてきました。TCGプレイヤーの間では、色々な用語が使われています。
そのため、これまでにTCGをプレイしたことがない方からすると、見慣れない言葉や用語も多く、わかりづらいのではないでしょうか。
ここでは、TCG初心者の方へのTCG用語の説明。
他のTCGの経験者への、イジンデン特有のデッキ(アーキタイプ)の説明を合わせてしていきたいと思います。
ダイブ トゥ……イジンデン!!
デッキ(アーキタイプ)と用語の説明
アグロ
アグレッシブの略で、主に攻撃的な速いデッキ(イジンデンではレベルの数が低いカードを主としたデッキ)のことです。
イジンデンでは赤色に、この戦略に適したカードが多いです。
赤色のスターターは、赤単剣術アグロに分類できそうなデッキですね。
赤単栄西型アグロ
栄西というイジンを主軸にしたデッキ(そのまま)。
赤単剣術アグロ
特性:剣術を持ったイジンによる、シナジーを活かしたデッキ。
赤紫アグロ
紫で相手の手札を攻めたり、フィニッシャーとして紫の岡田以蔵を採用しているデッキ。
紫単アグロ
森閑たる離宮が採用されていることが多い。相手の手札を攻めたり、遺業の発動を阻止することで、逆転を許さずに押し切ります。
ランプ
おそらく元々はマジック・ザ・ギャザリングの用語だと思います。
マジック・ザ・ギャザリングでは「マナ・ランプ」と呼ぶこともあります。
イジンデンではマリョクを追加で置けるカードなどを利用して、レベルの数値が高いイジンを、より早く展開するデッキを、ランプと呼んでいます。
この戦略に適したカードは、緑色に多いですね。
緑色のスターターも、卑弥呼などでレベルを伸ばし、最澄などの大型(レベルの数値が高い)イジンを展開する構成です。
残念ながら、3弾環境での公認大会優勝デッキなどでは、ランプに該当するデッキはあまり見かけません。
コンボ
コンビネーションの略で、複数のカードを組み合わせて、より強力な効果を生み出す戦略です。
似たものに、シナジー(相互作用)というものがありますが、コンボの方が、「単体では弱い」「単体では機能しない」カードを、組み合わせることで強力にしていることが多いです。
例えば源義経は単体でも強いカードですが、剣術イジンを強化する北条政子などと組み合わせるとより強くなります。これがシナジーです。
これに対して、ハリエット・ビーチャー・ストウなどは、単体ではほとんど仕事をしません。
ハイケイと組み合わせることで、強力になります。これがコンボです。
円形闘技場
円形闘技場は単体でも強いため、コンボと呼んで良いかもしれませんが、第1弾の頃からよく使われているデッキ。
裏マリョクをガーディアンにする、チンギス・ハンとのコンボが多いです。
3弾で追加されたオブシディアンを採用して、最速2ターンキルを目指すデッキも(通称「オブシアム」)。
赤青で赤アグロのフィニッシャーとして円形闘技場を採用しているデッキもあります。
レインボー義政(または義政宇宙)
ハイケイ英傑集う大河と、イジン足利義政を使ったコンボデッキです。
英傑集う大河を出している状態で黄色のイジンを出すと、足利義政のイジン召喚権+2orドロー2が発動します(1体目の足利義政を出した時点でも、発動します)。
これを利用して、山札をドンドン掘り進め、劉備でレベル軽減した姜維を出して、フィニッシュします。
ターボ行基
ハイケイと、行基を主軸にしたデッキ。
同じくハイケイによって恩恵を受けることができる、ハリエット・ビーチャー・ストウや大伴家持などが併用されていることも多い。
道長ループ
藤原道長を主軸とし、LO(ライブラリーアウトの略)を狙うデッキ。
ウジリアム
ハイケイ神剣眠る氏社と、イジンウィリアム・セシルを使ったコンボデッキ。
攻めるデッキと守るデッキ
例外はありますが、アグロ、ランプ、コンボは攻めに回るデッキです。
しかし、アグロとランプが闘えば、ランプはアグロの攻撃を捌きながら、大型イジンを出すまで耐える形になるので、ランプは守りに回ることになります。
このように、より重い(遅い。レベルの数値が高いカードを主軸にしている)デッキが、より軽い(早い。レベルの数値が低いカードを主軸にしている)デッキの攻めを凌ぐという構図になることが多いです。
その中でも、特に序盤から中盤は守りに徹し、最終的に勝つ戦略をコントロールと呼んでいます。
コントロール
戦場や手札に干渉するカードを使い、序盤は対戦相手の妨害をし、中盤から終盤にかけて、自分のやりたい動きをしていく戦略です。
イジンデンでは、清少納言デッキ、親鸞カタストロフィ、2弾で追加された能力である徴募を使ったデッキ、3弾で追加された紫色による手札破壊(ハンデス=ハンドディストラクション)などが、コントロールデッキです。先にコンボデッキとして紹介をしたウジリアムなども、コンボによるコントロールと言えるかもしれません(そのようなデッキは「ロック」と呼ぶこともあります)。
納言ロック
清少納言を使ったデッキ。
清少・納言ではなく、清・少納言なので、「納言ロック」はおかしいだろ!と書いている方もいましたが、とにかくイジンデン界隈では「納言ロック」と呼んでいるようです。
親鸞カタストロフィ
親鸞を主軸にしたデッキ。親鸞は墓地に6枚以上カードがあれば破壊されないため、カタストロフィを撃っても親鸞だけは生き残ります。
徴募
徴募というキーワード能力を使ったコントロールデッキ。
医術ハンデス
紫単の手札破壊デッキ
その他の用語
Tier
強さのランク付けのような感じで、主に、TCGを含む対戦ゲームで使用されます。
ただし、最近は1人用のソーシャルゲームなどでも、キャラクターなどの強さを表すのに使われます。
Tier1、Tier2という感じで、数字が少ないほど強い、よく使われるデッキタイプということになります。
通常は1までなので、Tier0と書かれている場合は、そのゲーム内でのバランスを逸脱しかねないほど、強いということですね。
ご質問は歓迎します。
ここに書かれている用語以外でも、「これってどういう意味?」と思われたものなどがあれば、ぜひコメントなどからお問い合わせください。
個別の回答・記事の加筆などで対応させていただきます。
丁寧でわかりやすい解説ありがとうございます!
こちらの勉強不足なら申し訳ないのですが、恐らく特性の名前は医術なので医療ハンデスではなく医術ハンデスでは無いですかね?
ご指摘ありがとうございます。おって記事を修正させていただきます!